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火災保険と地震保険の違いって何? 加入義務はあるの?

火災保険・地震保険申請サポートの建物調査九九です。

私たちは、建物のオーナー向けに、火災保険や地震保険への加入の大切さを広く知っていただきながら、被害に遭った建物の保険申請が可能かどうかの調査を行い、保険会社への申請までを専門知識を通してサポートしています。

さて、今回は火災保険と地震保険の違いについての基礎知識や補償内容、どんな時に保険がおりるのか、保険料の使い道などについてご紹介していきます。

1 火災保険・地震保険の加入は義務?

マンションオーナーの火災保険・地震保険への加入は法律上「義務」ではありません。
ですが万が一火災や災害に遭った際には、その規模にもよりますが場合によっては莫大な修繕費がかかることもあります。
そこで事前に備えておくことがマンションのオーナーとしての務めの一つと言えるでしょう。
では、ご存じの方も多いと思いますが、改めて地震保険と火災保険の違いについて、あらためてご説明していきます。

2 地震保険と火災保険、どう違う?

簡単に言えば、文字通り火災保険は火災に関する被害の補償をするもの、地震保険は地震に関する被害を補償するものとなりますが、
火災保険は火災だけを補償するわけではありません。

それでは火災保険と地震保険のそれぞれの補償範囲を詳しく見てみましょう。
※保険会社や種類によって内容は異なります。

2-1 火災保険の補償範囲

火災保険は「建物のみ」「家財のみ」「建物・家財両方」の補償を選択して入ることができます。
両方を対象としている場合は、建物だけでなく、門や塀、家財なども補償対象になります。

●火災・落雷・破裂・爆発(隣家からのもらい火、落雷による火災や家電の故障
失火、ガス漏れによる破裂や爆発など)※地震による火災は補償内容に含まれません。

●風災・雹災・雪災(台風、暴風、竜巻などの突風などによる建物の損壊、暴風や雹などの飛来物による建物の損壊、豪雪による建物の損壊など)

●水災(洪水による床上浸水など)

●水漏れ、外部からの物体の衝突

2-2 地震保険の補償範囲

住居用の建物であれば、基本的に補償は「居住部分の建物」のみで、ベランダや門扉などは補償に含まれません。
また、地震保険は、火災保険に付随して加入するもので、地震保険単独での加入はできません。
●地震を原因とする火災、建物の損壊
●津波による建物の損壊、家屋の流出など

2-3 ※注意※水害による補償について

近年、全国各地で線状降水帯による局地的な豪雨やゲリラ豪雨による災害が急増しており、特に2011年以降は水害等による保険会社の支払いが巨額になってきています。
そのため保険料の値上げや引き受け条件の厳格化など、保険会社によりさまざまな施策が行われていますが、その影響で反対に保険加入率が下がる傾向にあるようです。
今後、保険会社の動向によっては水害による補償内容が変更される可能性もありますので、

・現状加入の保険の内容を再度確認しておく
・保険会社の水害に対する補償の変更などについて注意を払っておく

ようにしたいですね。

3 火災保険と地震保険、どういうときにおりる?

火災保険は「建物が燃えてしまった場合」地震保険の場合は「建物が半壊または全壊したとき」にしか保険はおりないというイメージをお持ちの方が多いですが、実際はもっと小さな被害でも補償を受けられる場合があります。

特に分かりにくいのが地震保険。
実は、建物の主要構造(基礎、屋根、外壁、内壁)の損害額が、建物の時価の3%を超える場合や、0.2度以上傾いた場合などは補償対象になります。
震度4以上程度の地震が起きた地域では、一般の方がパッと見ただけではわからない被害を受けていることもしばしばありますので、プロの方に見てもらって申請するのも一つの手です。

※加入保険会社、契約内容によって条件が異なりますので必ずご自身の保険をご確認ください。

4 保険が下りたらどう使えばいい?

基本的に自動車保険と違って、火災保険や地震保険は等級制度ではないので、保険料が上がることはありません。
また、基本的には使い道も自由となっています。
補修に充てるもよし、リフォームに使うもよし、ご自由にお使いいただけます。

一点注意しておきたいのは、一度傷が認められて申請を行ったあと、再び災害に遭った場合、前回申請時の傷を補修してないと前回認められた箇所は認めてもらえないことです。

できれば、実際に申請された際の補修に使われるのが良いでしょう。

まとめ 被害がパッと見わからない、という方も
建物調査九九へお気軽にご相談を!

建物調査九九は、建物の専門知識のない被保険者に適切な知識を提供し、手続きをサポートすることで、今後より安心してお住まいいただくためのお手伝いを行っています。
一般の方がご自身で申請されるだけでは申請が認められなかったものの、当社のサポートを通して保険がおりたというケースは少なくありません。

火災保険、地震保険両方のサポートができますので、火災保険・地震保険の申請をより確実に行いたい方など、ぜひ建物調査九九までお気軽にご相談くださいね♪

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